2024年08月14日

こんにちは。

 

今回は、男性型脱毛症(AGA)について詳しくお話しします。

AGAは、多くの男性に共通する薄毛の原因ですが、そのメカニズムや対策について理解することで、適切なケアが可能になります。

 

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AGAとは何か?

AGAは、主に男性に見られる脱毛症の一種です。日本では成人男性の約30%がAGAを経験すると言われています。AGAは、遺伝や男性ホルモンの影響で進行するもので、頭頂部や前頭部から徐々に薄毛が進行していきます。

 

 

AGAのメカニズム

AGAの主な原因は、ホルモンと遺伝です。特に、テストステロンが5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることが大きな要因です。DHTは毛根にある受容体と結合し、毛母細胞の働きを抑制します。その結果、毛周期が短縮し、髪の毛が細く短くなるミニチュア化が進行します。これが、AGA特有の薄毛のパターンを引き起こすのです。

 

 

 AGAの進行パターン

AGAの進行は、以下のようなパターンで現れます:

①M字型脱毛:額の生え際が後退し、M字型に薄くなる。
②U字型脱毛:頭頂部から薄くなり、進行すると頭のてっぺんがU字型に広がる。
③O字型脱毛:頭頂部から円形に薄くなる。

 

これらのパターンは個人差がありますが、早期に対策を取ることで進行を遅らせることが可能です。

 

生活習慣の見直し

AGA対策として、生活習慣の見直しも重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理などが毛髪の健康維持に寄与します。

 

まとめ

AGAは多くの男性が経験する薄毛の原因ですが、適切な知識と対策を持つことで、進行を遅らせることが可能です。自分に合った治療法を見つけることが大切です。薄毛に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

2024年08月08日

こんにちは。

 

今回は、毛周期と薄毛の関係について詳しくお話しします。毛周期を理解することで、なぜ薄毛が進行するのか、どのように対策すべきかが見えてきます。

 

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毛周期とは

毛周期は、髪の毛が成長し、抜け落ちるまでのサイクルのことを指します。このサイクルは大きく分けて以下の3つの段階からなります

 

 

①成長期
– 髪の毛が活発に成長する期間で、通常2~7年続きます。成長期には毛根が深く頭皮に根ざし、毛髪が太く長く育ちます。

②退行期
– 髪の成長が止まり、毛根が縮小する期間です。通常2~3週間続き、この間に毛母細胞の活動が低下し、毛髪の成長が停止します。

③休止期
– 髪の毛が抜け落ち、新しい髪の毛が生え始める準備期間で、約3ヶ月続きます。この間に古い毛が自然に抜け、新しい成長期が始まります。

 

 

毛周期と薄毛の関係

健康な頭皮では、約85%の毛髪が成長期にあり、退行期と休止期にある毛髪はそれぞれ約1%と14%です。しかし、薄毛が進行する場合、このバランスが崩れることが多いです。特に成長期が短縮し、休止期が長くなることで、薄毛が目立つようになります。

 

 

 薄毛の進行メカニズム

薄毛の進行には、様々な要因が関与しますが、主なものは以下の通りです:

 

①ホルモンバランスの乱れ

– 男性型脱毛症(AGA)の場合、DHT(ジヒドロテストステロン)が毛根に影響を与え、成長期を短縮させ、休止期を長引かせます。これにより、毛髪が細く、短くなり、最終的には抜けやすくなります。

 

②遺伝
– 薄毛の傾向は遺伝的に受け継がれることが多いです。遺伝的要因により、毛周期のバランスが崩れやすくなります。

 

③ストレス
– 過度なストレスはホルモンバランスを乱し、毛周期に悪影響を与えます。ストレスにより成長期が短縮し、休止期が延長されることで薄毛が進行します。

 

④栄養不足
– 健康な毛髪の成長には十分な栄養が必要です。特にタンパク質、鉄分、ビタミンなどが不足すると、成長期が短縮され、髪の成長が妨げられます。

 

 

毛周期を正常化するための対策

薄毛対策の一環として、毛周期を正常化するためのアプローチが重要です。以下にいくつかの方法を紹介します

 

 

①適切なヘアケア
– 頭皮を清潔に保ち、毛根に栄養が届きやすい環境を整えることが大切です。アミノ酸系シャンプーなど、頭皮に優しい製品を選ぶと良いでしょう。

 

②栄養バランスの取れた食事
– 髪の健康をサポートするために、バランスの取れた食事を心がけましょう。特に、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富な食品を積極的に摂取することが重要です。

 

③ストレス管理
– ストレスを適切に管理することも、毛周期の正常化に役立ちます。リラクゼーションや趣味の時間を持つことがストレス軽減に繋がります。

 

④専門的な治療
– AGA治療薬や、メソセラピー、PRP治療など、専門的な治療を受けることで、毛周期のバランスを取り戻すことが期待できます。

 

 

まとめ

毛周期の理解は、薄毛対策において非常に重要です。成長期、退行期、休止期のバランスを整えることで、健康な髪の成長を促進し、薄毛の進行を遅らせることが可能です。発毛サロンでは、個々の毛周期に合わせた最適なケアを提供していますので、ぜひご相談ください。共に健康な髪を取り戻しましょう。

2024年08月05日

 

暑い気候、強い紫外線、汗などが頭皮と髪に悪影響を与えます。

ここでは、夏に薄毛が進行しやすい原因と、その対策について詳しく解説します。

 

 

原因①:紫外線

夏の紫外線は頭皮にダメージを与え、髪の毛を弱くします。

紫外線が髪の毛の表面に直接当たることで、毛髪の構造が破壊されやすくなります。

また、紫外線は頭皮にも影響を与え、皮膚細胞を傷つけ、髪の成長に必要な環境を悪化させます。

 

 

対策

紫外線対策として、帽子や日傘を使用することが効果的です。

また、日差しの強い時間帯を避けることも重要です。

 

 

原因②:汗と汚れ

 

夏は汗をかきやすく、頭皮の毛穴が詰まりやすくなります。

汗や皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が詰まり、髪の成長が妨げられます。

さらに、汗が乾燥すると頭皮が乾燥し、フケやかゆみの原因にもなります。

 

 

対策

育毛シャンプーを使用することで、毛穴の汚れをしっかりと取り除き、髪の成長をサポートできます。

また、外出後や汗をかいた後は、すぐにシャワーを浴びるか、頭皮を拭き取ることで清潔さを保つことができます。

 

 

原因③:エアコン

エアコンの風は頭皮を乾燥させることがあります。

特に、長時間エアコンの風に当たると、頭皮の水分が奪われ、乾燥状態が続きます。

これにより、頭皮のバリア機能が低下し、髪の成長に必要な環境が悪化します。

 

対策

エアコンを使用する際は、加湿器を併用することが推奨されます。

また、頭皮の保湿ケアも重要です。

頭皮用の保湿ローションやトニックを使用して、頭皮をしっかりと保湿しましょう。

さらに、エアコンの風が直接当たらないように工夫することも大切です。

 

 

原因④:不規則な生活習慣

 

夏はイベントや外出が増えるため、生活リズムが乱れがちです。

不規則な生活習慣や睡眠不足は、ホルモンバランスを崩し、髪の健康に悪影響を与えます。

 

対策

規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。

十分な睡眠をとり、バランスの取れた食事を摂ることで、髪の健康を保つことができます。

また、ストレスを溜めないように、適度な運動やリラクゼーションを取り入れることも効果的です。

 

まとめ

夏は紫外線、汗と汚れ、エアコン、不規則な生活習慣など、薄毛リスクが高まる要因が多くあります。

しかし、適切な対策を講じることで、これらのリスクを軽減することができます。日常生活の中で意識的にケアを行い、健康な髪と頭皮を保ちましょう。

2022年09月18日

AGAとヘアサイクル(毛周期)の仕組み

人の毛は新たに生え、成長し、抜け落ち、また生えるというサイクルを繰り返しています。

これを「ヘアサイクル(毛周期)」と呼びます。

ヘアサイクルは永遠に繰り返されるわけではなく、回数に限度があります。

ヘアサイクルの回数には個人差がありますが、AGAの患者さんの場合、男性ホルモンの作用で周期が乱れてしまうことにより薄毛が進行します。

こうした理由から、AGAの予防や治療にはヘアサイクルのしくみを知ることが不可欠なのです。

 

健康な髪の毛周期(ヘアサイクル)

ヘアサイクル(毛周期)は、「成長期」「退行期」「休止期」の3つを1クールとして、髪の生え変わりを繰り返しています。

成人の頭髪は毎日100本が抜け変わっており、髪一本一本が異なるサイクルをもっているため、およそ10万本あるといわれる頭髪の本数が保たれています。

健康なヘアサイクルでは、次のような周期を生涯で15~20回程度繰り返すと言われています。

 

・成長期 2~6年

古い髪が抜け落ち、新しい毛髪が生まれ、成長していく時期です。毛母細胞が分裂を開始し、新しい髪が古い髪を押し出すように伸びてきます。健康なヘアサイクルの人では、頭髪全体の90%が成長期です。

 

・退行期 2~3週間

毛乳頭細胞が退縮し始め、髪の成長が止まる時期です。毛母細胞の分裂がストップし、休止期を迎える準備に入ります。

この時期の毛髪は全体の1%程度です。

 

・休止期 3~4ヶ月

毛乳頭細胞の活動が休止し、髪の成長が完全に止まります。

この時期には、次の成長期に向けて準備を行います。

髪全体の10%が休止期で、再び成長期に入り新たな髪が伸びてくると同時に抜け落ちます。

 

 

 

▫️乱れたヘアサイクルとは

一方で、男性ホルモンなどの影響を受けると、ヘアサイクルは次のような乱れが生じます。

 

 

 

・成長期の短縮

成長期が短くなることで、髪が充分に太く長く成長することができなくなります。

そして短くて柔らかい髪が抜け落ちてしまい、髪全体のボリュームが減ります。

 

・退行期は変わらず

退行期に大きな影響はなく、毛髪の成長は2~3週間の休止状態に入ります。

 

・休止期

休止期は長くなります。

さらに頭皮の血行が悪くなると毛母細胞栄養が行き届かず、新しい髪が生えてこないこともあります。

 

✖️ヘアサイクルを乱す原因

ヘアサイクルを乱す原因には、複数考えられます。第一に男性ホルモンの作用、次に血行不良、そして加齢です。

 

🆖ヘアサイクルのNGポイント

 

・男性ホルモンの作用

男性ホルモンのテストステロンそのものが、ヘアサイクルの乱れを引き起こすわけではありません。

テストステロンが体内の皮脂腺に多く存在するⅡ型5αリクターゼという還元酵素と結びつき、ジヒドロテストステロンという物質に変化した物質が頭髪の毛母細胞に作用し、ヘアサイクルの成長期を6ヶ月~1年に縮めてしまいます。

 

・血行不良

運動不足などにより頭皮の血行が悪くなると、毛髪の成長に必要な栄養素が行き届かず、新しい髪が生えてこない原因になります。

 

・加齢

人間のヘアサイクルは、15~20回ほどを限度として繰り返されます。

もともと回数や各周期の期間には個人差がある上、年齢を重ねるとさらに変化することが考えられます。

日本人男性の場合には20代後半からAGAになるケースが多く、30代で20%、40代で30%、50代以降で40%以上の方が発症すると報告されています。

このデータからも、加齢がヘアサイクルに何らかの影響を与えていると言えるでしょう。

 

▫️自分でできるヘアサイクルのケア

健康な毛周期を維持するためには、ヘアサイクルの成長期を縮める原因と考えられる要素を排除、抑制することが大切です。なぜヘアサイクルの乱れてしまうのか、はっきりとした原因はまだわかっていませんが、頭皮の血行を改善、アンチエイジングに努めることが大切なポイントです。

日常生活で次のことに気をつけると、ヘアサイクルの正常化につながります。

 

‪💡‬ヘアサイクルケアポイント

 

・ストレス解消

ストレスによって自律神経の「交感神経」の緊張状態が続くと、男性ホルモンが増加することがわかっています。

男性ホルモンが増えるとヘアサイクルを乱すジヒドロテストステロンも増加します。

健康なヘアサイクルを維持するためには、日々のストレスを早めに解消するように努めましょう。

 

・運動を習慣化する

血行を良くするために、定期的な運動をするといいでしょう。

ただし、ハードな筋トレなどの無酸素運動は男性ホルモンの分泌を促進するため、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

 

・禁煙

たばこは体内に大量の活性酸素を生成し、体の老化を早めます。

また活性酸素は、ジヒドロテストステロンの生成を抑制する亜鉛を大量に消費します。

喫煙は、男性ホルモンの作用と老化の両面から悪影響があると言えます。

 

・バランスの取れた食事

ジヒドロテストステロンを増加させるⅡ型5αリクターゼは、栄養不足によって活性化します。普段の食事で、亜鉛をはじめとするミネラル、ビタミン、たんぱく質などをバランスよく摂取するようにしましょう。